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 中田耕治 (なかだこうじ)

中田耕治

  ●年 譜
  ●インタビュー
  ●中田耕治を語る
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作家。1927年、東京に生まれる。
戦後、最年少の批評家として文壇に登場し、『ショパン論』『ゴーゴリ論』などがある。
演劇の演出家としては、「闘牛」(3幕)の演出が代表作。作家として『危険な女』、『異聞猿飛佐助』ほか。評伝『ルクレツィア・ボルジア』、『メディチ家の人びと』、『ブランヴィリエ侯爵夫人』など。また、近作に『ルイ・ジュヴェとその時代』がある。翻訳家としては、ヘミングウェイ、ヘンリー・ミラーなど多数。編・訳も多く、近作に『スコット・フィッツジェラルド作品集』、『アナイス・ニン作品集』がある。

 


information

■中田耕治共著「ギリシャ神話―神々の愛憎劇と世界の誕生 (ビジュアル選書)」絶賛発売中・・2010.7.26 new


文学をふたたび舞台に
 中田耕治連続講座「現代文学を語る」
 毎月第2土曜日、中田耕治氏を講師にお招きして現代文学講座を開設しています。一人の作家、あるいは一つの作品に焦点を絞り行われる「現代文学を語る」講座。毎回「読み切り」のような講座ですので、初めての方もどうぞ気軽にご参加下さい

→ 中田耕治文学講座 リスト 

<第70回 中田耕治先生連続文学講座>

◆日 時 2010年7月10日(土) 午後2時〜4時30分
◆会 場 武蔵野公会堂 3F 第4会議室
  武蔵野市吉祥寺南町1-6-22
  TEL:0422-46-5121
 JR・京王井の頭線吉祥寺駅南口(公園口)徒歩2分

◆テーマ 澁澤龍彦とエロティシズム

くわしくはこちらご覧下さい。

◆次回開催予定
 2010月9月11日(土) 武蔵野公会堂

お知らせ
文学講座の資料のバックナンバー(1部500円)の販売しています。くわしくはお気軽にお問い合わせください。

中田耕治連続講座レジュメ.... 2007.5.17


中田耕治執筆本





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2010/07/27(Tue)  1209
 
 私は夏が好き――だった。好きな理由の一つは、女の子の浴衣姿が見られる季節だから。

 女たちは、木綿の中形、紗、絽のような、からみ織り、麻の上布などの夏姿にかわる。
 ただし、私の好みは、あくまでも浴衣であって、夏御召、薄御召などの女人たちにさして関心はない。

 最近、若い女性のあいだで、着物をふだん着として着ている娘さんを見かける。その着物も、それほど高価なものではない。
 夏帯にしても、昔なら塩瀬の羽二重、絽がおもだったが、博多や、桐生のように単(ひとえ)帯にみえるものも、じつは中国産の安い生地のものや、リサイクルものの帯という。だから、和服を着るといっても、ふつうのワンピースを買う程度とかわらない。
 それならば、ごくふつうの浴衣を着たほうがいい。
 日本の女性、とくに浴衣を着ている若い娘の美しさは、いかなる民族の女性美にもおさおさ劣らない。
 いや、浴衣姿の日本の女は世界最高の美女なのである。

 浴衣といえば、下駄。
 塗りゲタ、コマゲタ、日和ゲタ。
 ゲタをはいた女の子の素足の美しさに、思わず眼を奪われる。私が久米の仙人だったら、やはり雲間から落ちてしまうかも知れない。

 最近、ときどき見かけるジーンズ姿の女の子も、半襟をストールがわりにしたり、帯紐をベルトにしたり。どうやら和のよそおいの見直しが流行しはじめているのか。

      

  

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